ペットショップや動物病院などのWebサイトを公開する際、ドメイン選びはサイトのテーマや専門性を伝える大切な要素です。
そこで、この記事では、ペットや動物・生き物に関連するドメインを6種、それぞれの意味や用途、費用を詳しく紹介します。
犬・馬・魚などペットや動物に関わるサイトを構築される方は、ぜひ参考にしてください。
なお、猫に関連するサイトでの利用を考えて.catドメインを検討している方は、注意が必要です(詳しくは後述します)。
動物・生き物を意味するドメインを詳しく紹介
動物・生き物に関連するドメイン6種を一覧表にまとめました。
まずは全体像をチェックしてみましょう。
| ドメイン | 意味 | おすすめの用途 | 年間費用の目安 | 取得要件 |
|---|---|---|---|---|
| .pet | ペット(全般) | 犬・猫・小動物などペット業界全般の店舗・サービス・メディア | 3,500円~ | なし |
| .dog | 犬(イヌ) | ペットショップ、ブリーダー、動物病院、愛犬家ブログ | 8,500円~ | なし |
| .horse | 馬 | 乗馬クラブ、牧場、馬術・競馬関連サイト | 5,500円~ | なし |
| .fish | 魚 | 観賞魚店、鮮魚店、魚料理店、釣り・水産関連サイト | 5,500円~ | なし |
| .cat | カタルーニャの言語・文化 | カタルーニャの言語・文化に関するサイト(猫関連サイトには使用不可) | 7,000円~ | あり(カタルーニャ文化の振興が条件) |
| .vet | 獣医 | 動物病院、獣医師、動物医療に関するサイト | 5,000円~ | なし |
※ドメイン費用は2026年5月時点の情報です。
「cat(猫)」を連想させるドメインですが、実際はスペイン・カタルーニャ地方の言語・文化コミュニティ向けのドメインで、猫に関するサイトでは利用できません。
猫関連のサイトを作りたい場合は、ペット全般を扱える.petを検討しましょう。
それでは、各ドメインを詳しく解説します。
.petドメイン
.petは、「ペット」を意味するドメインで、犬・猫・小動物・鳥・観賞魚など動物の種類を問わず、ペット業界全般で幅広く使えるのが特徴です。
特定の動物に限定されないため、複数の動物を扱うペットショップやペットサロン、動物病院、ペットフード・用品メーカー、ペットの飼い方やしつけを紹介するメディアまで、さまざまなサイトに自然にマッチします。
- 犬・猫・小動物など複数の動物を扱うペットショップ
- ペットサロン・ペットホテル・動物病院などのサイト
- ペットの飼い方・しつけ・健康情報を扱うメディア
- ペットフード・ペット用品の製造メーカーや販売店
.petドメインの年間費用は3,500~7,000円程度で、取得に特別な要件はありません。
動物・生き物系ドメインの中でも比較的安価で、特定の動物に絞らず幅広く使えるため、まず最初に検討したいドメインです。
.dogドメイン
.dogは、「犬(イヌ)」を意味するドメインで、犬に特化したサイトであることをドメイン名だけで伝えられます。
ドッグランやドッグカフェ、犬のしつけ教室、ブリーダー、トリミングサロンなど、犬に関わるサービスのサイトに最適です。
また、犬種図鑑や愛犬家ブログなど、犬専門のメディアとも相性の良いドメインです。
- 犬専門のペットショップ・ブリーダー
- トリミングサロン・ドッグラン・しつけ教室
- 犬の飼い方・しつけ・健康情報を扱うメディア
- 犬種紹介や愛犬の記録を発信するブログ
.petドメインが「ペット全般」を広く表すのに対し、.dogドメインは「犬」に特化している点が大きな特徴です。
犬・猫・小動物など複数の動物を扱うなら.petドメイン、犬に絞って打ち出すなら.dogドメインが向いています。
ちなみに、.dogドメインの年間費用は8,500~17,000円程度が相場で、今回紹介する6種の中では高めの価格帯です。
.horseドメイン
.horseは、「馬」を意味するドメインで、馬に関わるあらゆるサイトで使いやすいです。
乗馬クラブや馬術クラブ、競走馬の牧場、馬具・乗馬用品のショップに加えて、競馬予想ブログや競馬情報サービスなど、馬に関連するサイトで幅広く活用できます。
- 乗馬クラブ・馬術クラブの公式サイト
- 競走馬の牧場・生産者のブランドサイト
- 競馬予想ブログ・競馬情報サービス
- 馬具・乗馬用品のECサイト・ショップ
.horseドメインの年間費用は5,500~7,000円程度が相場で、登録要件はありません。
馬に関連するサイトであることをドメイン名で打ち出すことができ、ブランディングにも活用できます。
.fishドメイン
.fishは、「魚」を意味するドメインで、観賞用から食用、レジャーまで「魚」でつながる幅広い業種で使えるのが特徴です。
例えば、熱帯魚・金魚などの観賞魚店やアクアリウム用品店のサイトに最適です。
また、鮮魚店や魚料理店、産地直送の通販サイト、釣具店や釣り情報サイト、漁業・水産業の事業者サイトにも活用できます。
- 熱帯魚・金魚などの観賞魚店・アクアリウム用品店
- 鮮魚店・鮮魚市場・産地直送通販などの事業者
- 魚料理の専門店・飲食店の公式サイト
- 釣具店・釣り情報サイト・水産業の事業者
.fishドメインの年間費用は5,500~11,000円程度が相場で、登録要件はありません。
ちなみに、釣りに特化したサイトであれば.fishingドメインのほうがジャンルを明確に伝えられます。
魚を広く扱うなら.fishドメイン、釣りに絞るなら.fishingドメインと使い分けるのがおすすめです。
.catドメイン
.catは、名前から「猫(cat)」を意味するドメインだと思われがちですが、実際は猫とはまったく無関係のドメインです。
正しくは、スペイン・カタルーニャ地方(中心都市バルセロナ)の言語・文化コミュニティ向けのドメインで、カタルーニャ語で「Catalonia(カタルーニャ)」を表す略称が「.cat」となっています。
取得には「カタルーニャの言語・文化をインターネット上でプロモートしていること」という登録要件があり、申請後に審査も行われます。
そのため、猫カフェや猫グッズのショップ、猫の情報ブログなど「猫」に関するサイトでは利用できません。
「猫に関するサイトを作りたいから.catを取得しよう」と考える方は多いですが、それでは登録要件を満たさず、取得・利用ができない点に注意が必要です。
猫関連のサイトであれば、ペット全般を扱える.petドメインや、定番の.comドメイン・.jpドメインなどを検討するのがおすすめです。
.vetドメイン
.vetは、「獣医(veterinarian)」を意味するドメインで、動物医療の専門性をドメイン名で明確に示せるのが特徴です。
動物病院やペットクリニックの公式サイト、往診・夜間救急などの専門サービスサイトに加えて、獣医師個人の情報発信ブログ、動物用医薬品・医療機器を扱うメーカーのサイトなどに向いています。
- 動物病院・ペットクリニックの公式サイト
- 往診・夜間救急など専門的な動物医療サービス
- 獣医師の情報発信ブログ・症例紹介サイト
- 動物用医薬品・医療機器・療法食を扱うメーカー・販売店
.vetドメインの年間費用は5,000~10,000円程度で、こちらも登録要件はなく誰でも取得できます。
医療分野では運営者の専門性が重視されるため、ドメイン名で分野が明確になることが.vetドメインのメリットにもなります。
動物病院や獣医師など、専門性を前面に出したいサイトに適したドメインです。
動物・生き物ドメインと.com・.jpはどちらがいい?
動物・生き物ドメインの取得を検討している方の中には、「わざわざ専用のドメインを使う意味があるの?」と思う方も多いはずです。
そこで、動物・生き物ドメインを使うメリットと、.comドメイン・.jpドメインが向いているケースをまとめます。
動物・生き物ドメインを使う3つのメリット
- サイトのテーマがドメイン名だけで伝わる:「.dog」「.horse」「.vet」のように、ドメイン名から何のサイトかが伝わります。名刺やURLを伝えた際の印象も変わります。
- 希望のドメイン名を取得しやすい:.comや.jpは人気が高く、希望の文字列がすでに取得されていることが多いです。動物・生き物ドメインは比較的空きが多く、短くシンプルなドメイン名を取得できる可能性が上がります。
- ブランディングに活用できる:店名やサービス名と組み合わせることで、専門性をアピールしやすくなります。「○○.dog」「○○.horse」のように、テーマと一体になったドメイン名も作ることができます。
中でも大きいのは、ドメイン名そのものがサイトのテーマを表してくれる点です。
ドメイン名を見ただけで何のサイトかが伝わるため、同業他社との差別化やブランディングにも役立ちます。
.com・.jpと動物・生き物ドメインの使い分け
| .com / .jp | 動物・生き物ドメイン | |
|---|---|---|
| 知名度・信頼性 | ◎ 世界的に広く浸透 | △ 認知度は低め |
| 費用 | ◎ 年間1,500~3,000円程度 | △ 年間3,500円~(ドメインによる) |
| 汎用性 | ◎ 業種を問わず使える | △ 用途が限定されやすい |
| ドメイン名の取りやすさ | △ 希望の文字列が取れないことも | ◎ 空きが多く取得しやすい |
| テーマの伝わりやすさ | △ ドメイン名だけでは伝わらない | ◎ URLだけでテーマが伝わる |
| ブランディング効果 | △ 特定のテーマに特化しにくい | ◎ 動物・生き物の専門サイトとしての印象を与えやすい |
- 将来的に扱うジャンルが広がる可能性がある
- 動物以外のテーマも一つのサイトで扱う
- コストをできるだけ抑えたい
- 世界的な知名度・信頼感を最優先する
- 犬・猫・馬・魚など特定の動物に特化したサイトを運営する
- 動物病院・乗馬クラブなど専門性を前面に出したい
- .comで希望のドメイン名がすでに取得されている
- URLだけでサイトのテーマを伝えてブランディングを強化したい
費用と知名度を最優先し、扱うジャンルを限定したくないなら定番の.comドメインがおすすめです。
また、国内のみに向けたサービスを展開する場合は、.jpドメインが非常に使いやすいです。
ただ、サイトのテーマをドメイン名で明確に伝えたいなら動物・生き物に関連するドメインも検討してみましょう。
動物・生き物ドメインの費用比較
動物・生き物に関連する6ドメインを、年間費用の目安が安い順に整理しました。
取得を検討する際の参考にしてください。
サービスによっても費用は大きく異なる場合が多いので、正確な費用は各サービス公式サイトをチェックしてください。
| ドメイン | 年間費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| .pet | 3,500円~ | 今回の6種で最も安価。動物の種類を問わず幅広く使える。 |
| .vet | 5,000円~ | 動物医療に特化。動物病院・獣医師のサイトで専門性を打ち出せる。 |
| .horse | 5,500円~ | 馬に特化。乗馬・牧場・競馬など馬関連サイト向け。 |
| .fish | 5,500円~ | 魚に特化。観賞魚・鮮魚・釣り・水産まで幅広くカバー。 |
| .cat | 7,000円~ | カタルーニャ文化向けのドメイン。登録要件があり、猫関連サイトには使えない。 |
| .dog | 8,500円~ | 犬に特化。6種の中では最も高めの価格帯。 |
費用はドメイン取得サービスによって異なります。
また、新規取得と更新で価格差が大きいドメインもあるため、長期運用を前提に更新費用も含めた総額で比較することをおすすめします。
動物・生き物ドメインの取得におすすめのサービス
ドメインは、取得するサービスによって、同じドメインでも費用が大きく異なります。
また、動物・生き物関連のドメインは、ドメインの種類によっては取り扱っていないドメイン取得サービスもあります。
ここでは、国内の主要なドメイン取得サービスをそれぞれの特徴とともに紹介します。
ご自身の予算や目的に合わせて選んでみてください。
- XServerドメイン:更新費用を含めたトータルコストを抑えたい方に。サービス維持調整費などの追加費用がなく、エックスサーバーとの相性も抜群です。
- お名前.com:圧倒的な知名度と選べるドメインの豊富さが魅力。ただし、決済時にサービス維持調整費が上乗せされる点には注意が必要です。
- ラッコドメイン:管理画面がシンプルで直感的に操作できるため、初めてドメインを取得する初心者の方にぴったりです。
- ムームードメイン:ロリポップ!サーバー利用者におすすめ。お名前.com同様にサービス維持調整費がかかる点に留意しましょう。
- ゴンベエドメイン:1,000種類以上のドメインを扱っており、他社では見つからないニッチなドメインを探している方向けのサービスです。登録要件のある.catを国内で取得できる数少ないサービスでもあります。
このように、各ドメイン取得サービスにはそれぞれの強みや注意点があります。
初年度の取得費用だけでなく、2年目以降の更新料やサービス維持調整費といった長期的な運用コストまで考慮した上で、自身の運用スタイルに最も適したサービスを選びましょう。
→ おすすめドメイン取得サービスは6社を比較!
動物・生き物ドメインに関するよくある質問
まとめ
今回は、動物・生き物に関連するドメインを6種紹介しました。
動物・生き物ドメインは、ドメイン名だけでサイトのテーマや専門性を伝えられるのが最大の強みです。
- ペット全般を扱うなら.petが汎用的で費用も安い
- 犬に特化するなら.dog、馬なら.horse、魚なら.fish
- 動物病院・獣医療なら専門性が伝わる.vet
- .catは「猫」ではなくカタルーニャ文化向けのドメインで、猫関連サイトには使えない
- 費用を抑えるなら.petが最も安価
- 更新費用はサービスによって大きく異なるため、取得前に長期コストを確認すること
ですが、希望のドメイン名が空いていることも多く、さらにサイトのブランディングにも活用できます。
サイトのテーマ・規模・予算に合わせて、最適なドメインを選んでみてください。
















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